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9月講評会の開催

(講評会で、並べられた作品を観ながら談笑する受講生たち)  
(講評会で、並べられた作品を観ながら談笑する受講生たち)  

4期最後の講座「講評と講義」が、9月25日(日)14時から江東区森下文化センターにおいて開催されました。

内容は、今月10日の八景坂コース撮影会で撮った作品の講評と次回撮影会の事前講義でした。

 

いつものように机上に、作品が多数並びました。

8月は休講だったので、祭りや花火大会で撮った写真も、撮影会の作品と一緒に机上に並べられました。

今月の撮影会の作品中、しながわ花海道で撮ったコスモスの作品が一番多く、季節を感じるものにカメラが惹きつけられたようです。

次に多かったのは大森駅そばにある山王小路飲食店街と西立会川商店街の作品でした。こちらは季節より、今では場末のイメージが濃く、時の流れを感じさせ、前者とは好対象の被写体の作品でした。 

 

同じコスモスを撮った作品でも花の続く道をメインしたもの、背景に船溜まりに船や高層のビルを入れたり、蝶や鳥を飛来してきた瞬間を上手く撮り込んだりとバラエティに富んでいました。

一方飲食店や商店街の作品では、雑然とした雰囲気やシルエットで寂れ感を強調した作品になっていました。 

 

  (八景坂撮影会で撮影する受講生たち)
  (八景坂撮影会で撮影する受講生たち)

鷹野先生がプロジェクターで作品を1点ずつ投影しながら、コスモスの撮影について「手前から奥までピントが合ったパーンフォーカスは、面白みがないので、どちらかにピンとあわせてもう一方をぼかすことで作品が生きてくる」、さらに「フレーミングにコスモスがいっぱい入る位置を撮る。また、品川の街を背景に入れることで、街中のイメージが湧いてくる」とアドバイスされました。

 

飲食店や商店街の作品については、「雑然とした飲食店街は、撮り方次第でいろいろな表現ができ、面白い場所です」と言われました。

 

最後に、『気になる人の撮り方は自分の引き出しに入れて、次の撮影会でその引き出しを活用することが大切です』とも言われました。

先生の話に、「なるほど、やっぱり」と思うのですが、それがなかなか生かしきれないジレンマを感じるのでした。引き出しにしっかり入れて、いつでも活用できるように心がけたいと思ったのでした。

 

受講生が持ち寄った作品のなかから、先生が1点ずつ選びました。これらは、「ギャラリー」に掲載していますので、ぜひご覧ください。

 

最後に、10月撮影会の「真崎辺り」コースについて、広重の「名所江戸百景」から5カ所について、講師が撮影した現在の写真と比較しながらの解説と、撮影のポイントなどの説明がありました。 

 

4期の講座は今日で終わり、次回の10月8日(日)の撮影会からは、第5期に入ります。

10月からの受講生を募集しています。詳細は、ホームの「受講生募集チラシ」又は「講座のご案内」をご参照ください。

また、10月撮影会のコース詳細は、「コース20 真崎辺り」を掲載していますのでご参照ください。

見学(無料)は随時受け付けています。お問い合わせや見学のお申し込みは「お問い合わせ」をご利用ください。