· 

9月の八景坂撮影会開催される

9月10日(日)、JR大森駅に集合して撮影会が開催されました。

今回は、「八景坂鎧掛松」と「南品川鮫洲海岸」の2カ所の“名所江戸百景の今”とその周辺を訪ねました。

 

集合場所のJR大森駅前が八景坂です。駅向かいの天祖神社のしたに「八景坂」の説明板がありました。

そこには、「昔は相当な急坂で(中略)この坂の上からは、かって大森の海辺より遠く房総まで一望でき・・・」と記されていました。 

 

また、高台の天祖神社への坂道は「馬込文士村散策のみち」として、文士村の住人だった尾崎士郎・宇野千代夫婦など文豪たちの、その時の様子などのレリーフが飾られていたので、それを眺めながら登りました。

 

天祖神社に参拝し、講師の話を聞き、境内を撮影して時間を過ごしました。

境内の端から遠く望んでみましたが、正面のJR駅ビルや周囲のビル群で見通しは完全に遮られていました。

(天祖神社社殿)
(天祖神社社殿)

(大森貝塚庭園でミストの噴出を待つみなさん)
(大森貝塚庭園でミストの噴出を待つみなさん)

天祖神社を後にして、大森駅横の「山王小路飲食店街」へ向かいました。

山王小路飲食店街は、東京のディープな飲み屋街スポットとして知られています。

陽の高い時刻で、まだ開いている店はなく、お客の姿もない。それでも、昼間の小路に皆さん熱心にシャッターを切っていました。

 

その後、線路沿いにある大塚貝塚の碑に向かい、碑と電車を一緒にカメラに収めました。

続いて、大森貝塚遺跡庭園へ向かいます。

庭園の中央にミスト噴水があり地面には水溜りもあったので、ミストの噴き出すのを今か今かと、みんなで待っていました。

しかし、暫く待っても出てこないので諦めて、庭園から移動しました。 


東海道線の下をくぐる桐畑地下道を通り、鈴ヶ森刑場跡に向かいます。

江戸時代の刑場3カ所のうちのひとつで、処刑された人たちの供養をするために建てられた大経寺の境内に供養塔などがありました。

 

大きな題目供養塔のほかに、実際の処刑に使われた磔台、火灸台が当時のまま置かれており、また処刑された者たちの首を洗った首洗の井がありました。

 

そばに建てらえた説明板を読んでいくと、当時の刑罰のすごさに驚きました。

供養塔に手を合わせて最後の場所へ向かいました。  

(題目供養塔前のみなさん、中央が鷹野講師)
(題目供養塔前のみなさん、中央が鷹野講師)

(キバナコスモスを撮影するみなさん)
(キバナコスモスを撮影するみなさん)

最後の場所は「南品川鮫洲海岸」です。

広重の絵には、海苔の養殖場が描かれていますが、今はその様子はなく一帯は、船溜まりになっていました。

 

南品川鮫島海岸の海岸線は、勝島運河の「しながわ花海道」と呼ばれていて、キバナコスモスがちょうど咲き乱れていました。

ここでしばらく撮影タイムとなり、みなさんキバナコスモスや海岸線・船などを取り入れた写真撮影に取り組んでいました。 


(立会川駅間に集合した講師と受講生)   
(立会川駅間に集合した講師と受講生)   

解散集合は京急立会川駅前ですが、集合前に、駅前の商店街を散策しました。

シャッターが下りた店が多く閑散としていた。地元の人が、「日曜日だけでなく、常にこのような人通りになってしまった」と寂しそうにつぶやいていたのが、耳の奥にいつまでも残りました。

集合時間には、全員元気な姿で揃いました。

 

924日(日)14時から第4期最後の講座(講評会)が森下文化センターで開催されます。

講評会では、今回撮影した作品について、鷹野講師から講評とアドバイスをいただきます。

さらに、第5期講座の1回目撮影会の説明もあります。

 

「写真サークル江戸東京散歩」興味をお持ちの方、見学されませんか。無料ですのでご遠慮なくご参加をお待ちしています。 

見学のご希望、また、問い合わせなどは、お気軽に「お問い合わせ」をご利用ください。