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日暮里で撮影会を開催!

 

4期講座がスタートしました。

最初の講座・撮影会は、49日(日)に日暮里駅集合で開催されました。

日暮里駅から諏方台~富士見坂~谷中銀座~団子坂を経て森鴎外記念館前までのコースです。

 

最初の目的地、経王寺の山門には幕末の上野戦争で新政府軍の銃撃による弾痕が残っていました。

 鷹野講師から銃撃痕や山門の撮り方などの説明とアドバイスを受け、みなさん熱心にシャッターを切っていました。

 

次に諏方台の浄光寺では、江戸六地蔵をはじめ地蔵菩薩坐像など数多くのお地蔵さんがありました。このお寺は高台に位置し眺めがよく雪見に適していることから「雪見寺」とも呼ばれていたそうです。

 

浄光寺の隣・諏方神社では、境内の木々は太陽の光をうけ、眩いほどの鮮やかな新緑でした。

 

本日最初の広重の絵『日暮里諏訪の台』について講師の説明を聞いた後、神殿、狛犬、境内奥の御岳山などや、境内や地蔵坂から日暮里の街を撮っていました。

 

次に向かった富士見坂は、「関東の富士見百景」に選ばれましたが、その後に立ったビルなどで富士山は見えなくなっています。

坂には富士山が見えた頃の写真が飾られており、それを観ながら坂を下りました。

 

坂の街灯には富士山を模った装飾が、舗装には石を敷き詰め富士山を描いて、訪れた人を和ませる工夫がされていました。

 

「ひぐらしの里」と言われたこの辺りには、これから向かう修性院と青雲寺ともども「花見寺」と呼ばれ、江戸近郊の行楽地として賑わったそうです。

  

修正院では、講師が広重の『日暮里寺院の林泉』や東都名所などの図絵を広げながら説明しました。

 

青雲寺の境内には、宝井馬琴の筆塚の碑や硯塚の碑などの江戸時代を代表する文人の碑が多く残っていました。

  

右写真は、鷹野講師を先頭に青雲寺の境内に入る一行。講師は落ちこぼれがいないか、確認しながら先頭に立って歩いていきます。

 

ここから、Uターンして谷中銀座の方に向かいます。

その途中に、寺院の境内に八重桜が美しく咲いていた南泉寺で、写真を撮らせていただきました。

 

 

谷中銀座は、コロナ禍前に戻ったような人出にビックリ。

観光客も大勢いました。ここで、暫し撮影を楽しみました。

 

谷中銀座から場所を大圓寺に移し、コースの終盤を迎えました。

境内に、錦絵の開祖「鈴木春信」と江戸三美人の一人「笠森お仙」の碑があります。その前で講師の話を聞きます。

 

ひとつの建物にお堂がふたつある珍しいお寺です。

一瞬どちらが本堂だろうか、どちらでお参りしたほうがいいのか迷ったが、右側のお堂にお参りさせていただきました。

  

大圓寺から三崎坂を上り 本日訪ねる寺院の最後、全生庵に向かいます。

ここは、山岡鉄舟ゆかりの寺と言われています。左写真は山岡鉄舟のお墓です。

  

霊苑に建っている、大きな黄金色の観音立像がひときわ目立っていました。

 

ここを後にして、最後の目的地・団子坂へ向かいます。

 

途中、せんべい屋さんの前で小休止。

好みのせんべいを頬張って疲れを癒しました。

 

団子坂では、本日最後の広重「千駄木団子坂花屋敷」の説明を聞きます。

時の流れとともに大きく変わり、図絵と現在の様子はかけ離れて、図絵の面影は何も残っていないようです。

 

道路を渡りしろへび坂のうえ、森鴎外記念館前へ足を運びます。ここが、解散集合の場所です。

いい天気に恵まれ、全員事故などもなく無事揃いました。

 

 

今回撮影した作品は、423日(日)14時から森下文化センターで講評会が開催されます。鷹野講師から講評とアドバイス、次回の撮影会の説明があります。

 

 

講座の見学は無料です。講座に関心をお持ちの方はご遠慮なくお越しください。事前に「お問い合わせ」から見学希望のご連絡をお願いいたします。

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