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1月の講評会を開催

(講師を囲んで机上に並べられた作品を観る受講生たち)  
(講師を囲んで机上に並べられた作品を観る受講生たち)  

1月22日(日)14時から江東区森下文化センターにおいて、撮影会で撮った作品の講評と2月撮影会の事前講義が開催されました。

 

まず、18日(日)の愛宕コース撮影会で撮影した作品が机上にずらりと並べられました。今回は、いつもと異なってモノクロ作品が45点並びました。

特に、虎ノ門ヒルズオーバル広場の巨大な「ルーツ」、愛宕神社の急傾斜の出世の石段で撮った作品が多く並べられました。競作の作品は撮る人によってアングルや構図がまったく異なっていて非常に参考になり、時にはこんな撮り方もあるんだと感心しました。

 

また、みんなで同じコースを歩いたのに、みんなが気付かない被写体を撮っている作品もあり、そこに至らない自分にもどかしく思ったりしました。

  (受講生の作品をスクリーンに映して講評する講師)
  (受講生の作品をスクリーンに映して講評する講師)

講師がプロジェクターで投影しながら講評や撮り方の解説がありました。

特に、動く人物をどのように撮り作品にするは、『シャッター速度、ISO感度などのカメラ側の設定と人物の動きの速さ、また動かないものの入れ方など複雑な条件が重なり非常に難しい。したがって、数多く撮ることが大切、そして撮った中から自分がベストと思えるものを選ぶ。』

増上寺の千躰子育て地蔵の撮り方については『アングルを下げて撮ると奥まで並ぶお地蔵さんに迫力がでる。逆にアングルをあげると説明的な写真になる。アングルを色々変えて撮ることも必要。』といわれた。

また、『子供を撮るときは、動きがあり、表情のある瞬間を狙うように』などとアドバイスがあった。

 

受講生から「太陽光線を放射状に輝かせる撮り方」について質問があった。これについて『直接太陽を狙うのではなく、物陰からから光が見えるように立ち位置、カメラ位置を調整しながら数多く撮ることが必要。』などと説明し、納得の一枚を撮るには、とにかくたくさん撮ることをすすめていました。

 

休憩後、2月撮影会の「王子」コースについて、広重の描いた6カ所の「名所江戸百景」の絵と講師が撮影した現在の様子について解説と撮影のポイントなどの説明がありました。 

 

今回各自が持ち寄った作品のなかから講師が1点ずつ選んだ作品を「ギャラリー」に掲載いたしました。

愛宕神社の出世の石段を撮った作品が3点選ばれています。いずれも石段登り降りする参拝者を捉えていますのでその違いをお楽しみください。

 

次回の撮影会は、来年2月5日(日)13時に東京メトロ南北線「王子」駅スタートで開催されます。

撮影コースなどは「コースのご案内」の「コース14 王子」をご参照ください。

 見学は随時受付いています。お問い合わせや見学のお申し込みは「お問い合わせ」をご利用ください