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新年はじめの撮影会「愛宕コース」を開催

(虎ノ門ヒルズビル前で講師の説明を受講者たち) 
(虎ノ門ヒルズビル前で講師の説明を受講者たち) 

 

新年はじめての講座は、1月8日(日)13時スタートで、「愛宕コース」撮影会で幕を開けました。前日までの寒さとは打って変わって、1月とは思えないほどの暖かさで、着こんできたベストを脱ぎました。

 

 

最初に向かったのは、「愛宕下藪小路」が描かれた場所です。広重が描いた視点に立ち、鷹野講師の説明を聞きますが、周りの様子はすっかり変わって薮小路の雰囲気は全くなく、近代的な高層ビルに囲まれていました。

  (愛宕神社出世の石段を登る一行)
  (愛宕神社出世の石段を登る一行)

 次に向かったのは愛宕神社です。

 

東京都内23区でもっとも高い愛宕山を登る男坂(石段)は、出世の石段と言われる急坂の石段です。みなさん出世のご利益を期待して登っていきます。筆者は日ごろの運動不足がたたり、途中で2度・3度と休みながらやっとの思いで登り切りました。

 

石段を登り切ったところで、2枚目の「芝愛宕山」について講師からの説明を聞きます。

 

 

(青松禅寺の境内)   
(青松禅寺の境内)   

ここの神社は、火災・災害のみならず、縁結びのご利益があるそうで若いカップルが目立ちました。

 下りは緩やかな女坂を利用しました。

 

ここから増上寺に向かう途中で、青松禅寺に立ち寄りました。

静かな境内に参拝者の線香の香煙と残り香と松の緑で静寂感があり、心が洗われるようでした。

しばし、境内を散策したのち次の目的地に向かいます。 

  (増上寺境内)
  (増上寺境内)

 増上寺に着いた頃は、早くも冬日は西に傾き始め、人影は長く延び始めていました。

ここで、約30分のフリータイムです。本殿・将軍家霊廟はじめ、ずらりと並んだお地蔵さまや出店など絵になりそうな被写体を探しながら、みなさん自由に撮影を楽しんでいました。

 

増上寺を後にする前、三解脱門の前で、3枚目の「増上寺塔赤羽根」の説明がありました。

(芝大明神本殿前から参拝者の列が続く)  
(芝大明神本殿前から参拝者の列が続く)  

4枚目の絵「芝神明増上寺」の描かれた場所であろう大門をくぐり芝大神宮へ向かいました。

平安時代に創建された神社は、2005年に御鎮座一千年を迎えたとのことで、由緒と歴史をもち、関東のお伊勢さまとして信仰されているそうです。

 参拝者は本殿前から参道入口の商店街まで連なっていました。

 

 

芝大神宮を後にし、最後のポイントに向かいます。

街全体が、ビルによって日陰になってしまったようで、広い道路だけが明るく陽が当たっていました。

(金杉橋から古川に係留する屋形船とJRの在来線と新幹線)
(金杉橋から古川に係留する屋形船とJRの在来線と新幹線)

到着した5枚目「金杉橋芝浦」の金杉橋の上空は首都高環状線が走り、より一層暗くなった古川には屋形船が係留されていました。

広重の絵では、江戸の海が描かれていますが今は全く見えません。見えるのはJRの線路と走り去る電車だけです。

屋形船に明かりがともり、お客様を迎える準備が始まりました。これを前景に、電車を入れた写真を撮るのにみなさん一生懸命でした。やはり、新幹線の方が絵になりそうです。

 

みなさんが撮り終えた頃を見図り解散となりました。全員事故等もなく無事に終了しました。

 筆者の歩数計では、一万歩を少し超えたところでした。

 

 

今回撮影した作品は、2月22日(日)14時開催の講評会で、鷹野講師から講評とアドバイスをしていただきます。会場は森下文化センターでおこなわれます。

また、次回の撮影会は、2月5日(日)13時から、「王子」コースで開催いたします。詳細は、「コースのご案内・王子」をご参照ください。

 

今後のスケジュールや活動状況は、ホームページをご参照ください。

「写真サークル江戸東京散歩」に関するお問い合わせや無料見学のお申込などは、お気軽にHPの「お問い合わせ」をご利用ください。